死装束とは?エンバーミング - 調布での家族葬・葬儀

なぜ死装束を着せるのか?

なぜ死装束を着せるのか?の写真

なぜ死装束を着るのかというと、白は故人がスムーズに旅をするために着せてあげたいと思ったから神聖な色であることと、白は死をも表す色であることの2つの理由があります。

また、死装束には長い歴史があります。今から約1200年前からあったと言われています。1156年に鳥羽天皇が亡くなった際には、死装束は着ずに、経典が刻まれた野草の衣を着ていました。その際、天皇は野草の衣(イレカタタラタラタラビラ、現在の経典便の原型となっている経典が刻まれた衣)で体を包んで見送るように命じられたと言われています。武士の時代には、武士が儀式的な自殺をする際に着用していた衣装を「死装束」とも呼ばれていました。現在では、故人が好んで着用していた服など、多様化しています。仏教における死装束は、笠や脚絆などの小道具を使って作られています。これは、昔の人が旅立つときに使用していたものです。裁きを受けるために旅に出るという考えから、故人が最後の旅を苦しまずに済むようにとの思いからこのような形になったと言われています。日本人にとって、赤と白は非常に馴染みの深い色です。

この2つの組み合わせは縁起が良いとされ、結婚式の引き出物袋にも使われています。紅白の赤は誕生を意味すると言われています。一方、白は死を意味すると言われています。白が純白で穢れのない神聖な色であることも、白が死の装いの色として選ばれた理由の一つです。また、汚れを洗い流して旅立ちたいという願いも込められています。死装束には長い歴史があり、意味があります。しかし、死装束に限らず、葬儀に関するこれまでの常識は、年々少しずつ変わってきています。現在では、こうした従来の死装束の概念や価値観にとらわれずに選ぶ人が増えてきています。ここまでは、仏教で用いられる最も一般的な死装束のスタイルについて述べてきましたが、仏教でも宗派によって考え方に違いがあります。また、神道やキリスト教などの宗教の違いも、死装束に対する考え方に影響を与えます。仏教とは全く違う考え方です。次項からは、宗教や宗派の違いによる死装束の着こなし方の違いについて解説していきます。